8月3日(月)3、4コマ目

今日、やったこと

  • 前回の「ネットワーク確認テスト」の解説
  • ファイアウォール

今日のホワイトボード

ネットワーク確認テスト

前回やったネットワークの確認テストの解説を行った。
が、ポイントをまとめると以下のとおり。

ipコマンド、nmcliコマンドのちがい

コマンド 設定すると 設定ファイル
ipコマンド 即反映される 変更できない
nmcliコマンド コネクション切断、接続が必要 変更できる

nmcliコマンドでコネクション詳細確認

出力内容のうち、ipv4.**とIP4.**の違いは以下のとおり。
項目 意味
ipv4.** 設定ファイルでの設定値
IP4.** 現在の設定値


問1 IPアドレス、サブネットマスクの確認


図 ネットワーク確認テスト 解説 問1

問2 ルーティングテーブル確認
問3 ARPテーブル確認
問4 デバイス一覧出力
問5 コネクション一覧出力

図 ネットワーク確認テスト 解説 問2

問6 IPアドレス等 一時的に変更

一時的に変更=設定ファイルは変更しない
※設定ファイルを変更すると再起動しても同じ設定で起動する。恒久的な変更になる。
IPアドレス等の設定ファイルを変更せずに、設定変更するにはipコマンドを使う。
図 ネットワーク確認テスト 解説 問2 ipコマンドとnmcliコマンド

図 ネットワーク確認テスト 解説 問2 設定変更

ipコマンドで設定変更後、nmcliコマンドでコネクション詳細を確認すると、以下のようになる。
図 ネットワーク確認テスト 解説 問2 コネクション詳細確認

なお、もし、恒久的に変更するならコネクションの変更になる。
 nmcli connection mod コネクション名 
  ipv4.address 新IPアドレス 
  ipv4.gateway 新ゲートウェイ

問7 コネクション変更

デバイスに適用されるコネクションを変更するには、
①コネクション切断(停止)
②コネクション接続(起動)
を行う。
図 ネットワーク確認テスト 解説 問7


問8 コネクション新規作成

nmcliコマンドで作成。
図 ネットワーク確認テスト 解説 問8 コネクション新規作成

コネクションを作成すると、設定ファイルができる。
図 ネットワーク確認テスト 解説 問8 設定ファイルのパス

問9 ゲートウェイを一時的に変更

問6と同じ。ipコマンドで行う。
図 ネットワーク確認テスト 解説 問9 ゲートウェイ一時的に変更

問10 コネクション変更

写真を撮り忘れました。
正解は
 nmcli connection mod con-ens1 
  ipv4.address 172.16.100.200/24 ipv4.gateway 172.16.100.1

  • コマンド実行で設定ファイルifcfg-con-ens2は変更される
  • 変更を反映するにはコネクション切断・接続を行う

ファイアウォール

ポイントは「ゾーン」と「サービス」。

ゾーン

フィルタリングルールセット集
サーバーの利用目的や接続されるネットワークに合ったゾーンがあらかじめ用意されている。自作することも可能。
図 ゾーンとは?

ゾーン一覧を出力するには

 firewall-cmd  --list-all-zone

で確認可能。
図 ゾーン一覧出力(firewall-cmd --list-all-zone)

サービス

Webアクセスならパケットのフィルタリングルールは
 TCPで宛先ポート番号が80(または送信元ポート番号が80)
となる。
が、あらかじめこのパターンをサービスとして定義して用意している。
図 サービス=アプリケーション

図 あらかじめ定義されているサービス

確認してみる

以下を順に行う。
  1. Linuxマシンにネットワーク設定をおこなう
  2. ファイアウォールのゾーンを設定する
  3. ゾーンに許可するサービスを追加する

コネクション作成

ネットワーク設定を行うためにコネクションを作成する。
図 コネクション新規作成


(恒久的に)適用されるゾーンは?

コネクションのなかに適用されるゾーン情報(項目名:connection.zone)あり。
よって、恒久的に適用されるゾーンの設定はnmcliコマンドで行う。
図 (恒久的に)適用されるゾーンの確認


今、適用されているゾーンで許可されているサービスは?

firewall-cmdコマンドで確認。

 firewall-cmd --zone=ゾーン名  --list-service

サービス以外のゾーンに関する情報は

 firewall-cmd --zone=ゾーン名 --list-all

図 今許可されているサービスは?サービス以外のゾーンの情報は?

ゾーンに許可するサービスを追加


 firewall-cmd  --zone=ゾーン名 --add-service=追加するサービス名

図 ゾーンに許可するサービスを追加

ゾーンの許可サービス変更後、設定ファイルは?

ゾーンの設定ファイル

 /usr/lib/firewalld/zones/ディレクトリ以下に

 ゾーン名.xml という名前のファイルがある。

図 ゾーン設定ファイル


firewall-cmd --add-service実行時に--permanentオプションをつける・つけないの違い

〇--permanentオプションなし
  • 稼働中のファイアウォールには変更が反映される
  • ゾーン設定ファイルは変更なし

〇--permanentオプションあり
  • 稼働中のファイアウォールには変更が反映されない
  • ゾーン設定ファイルは変更される
  • ただし、あらたに/etc/firewalld/zones/ディレクトリ以下にゾーン設定ファイルが作成される
図 --permanentあり・なしの違い

ゾーン設定ファイルは以下の2か所にある。
〇/usr/lib/firewalld/zones/ディレクトリ以下
ひな型的なファイル。

〇/etc/firewalld/zones/ディレクトリ以下
変更時に/usr/lib/firewalld/zones/以下のファイルをコピーして作成。
同名ファイルが両方にある場合、優先されるのはこちら。

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